日本の医療水準は非常に高く評価されていますが、高度の医療技術は大病院でなければ出来ないという考えもあり、現状では患者さまの大病院指向はいまだ根強いものがあります。
しかし患者さまは、どこでも十分な治療が受けられなければなりません。
当院では、社会文化を背景としたより良い医療と地域の健康向上をめざして、住民の皆様に役立ちたいと考えております。
院内スタッフも医師を中心に経験豊かな人材を揃え、常に研修に励み先端技術を生かして、治療に従事しております。
又、患者さまをしっかりと中心に置いた安心と満足のいく、心の通った医療が出来るよう心がけています。

みなさまはじめまして。2023年より院長職を拝命いたしました外山勝弘（とやまかつひろ）と申します。
私は、出身の東邦大学時代から30年を超えてこの大田区で医療に従事させていただいており、大田区は自分にとってとても愛着のある地です。

渡辺病院は羽田地域にある唯一の急性期病院です。1989年の病院開院以来、一貫して地域医療に携わってまいりました。
近年言われる地域医療構想が病院の統廃合を意味するならば、渡辺病院は急性期病院としての使命を終えたと言わざるを得ません。
しかし、急性期病院の無い羽田地域において、渡辺病院は小規模ながら地域医療を担う第一線の病院であると自負しております。
今後、大田区における高度急性期機能病院との橋渡しとしても貴重な存在となれるのではないかと考えています。
地域住民の皆様にとって頼れる病院となるようこれからも頑張る所存です。

当院は羽田地域において、８０年以上地域住民の皆様に基本理念である「私たちは、まごころを尽くし。地域医療に貢献します。」を大切に医療実践しております。
私たち看護師は、「もし私だったら、どの様な看護をうけたいか？」を根底に患者さまやご家族の生き方・思い・考え方を尊重し、安全で安心できる心の通った温かい看護が提供できるように心がけております。
また知識・技術・看護師としての姿勢や態度・感性も磨き、質の高い看護ケアを提供できるように取り組んでおります。